博報堂DYホールディングスによるソウルドアウトの完全子会社化(2022/2/9公表)

案件概要

博報堂DYホールディングスがデジタルホールディングスの連結子会社でウェブマーケティング支援を手掛けるソウルドアウトをTOB+SQOで完全子会社化すると発表。デジタルホールディングスはソウルドアウトの議決権を54.8%所有し連結子会社にしており、今回博報堂DYホールディングスとの間でTOBを通じて応募売却する。買付金額は最大195億円。

TOBの主な条件

TOB価格:1株当たり1,809円
プレミアム:公表日前営業日、過去1か月、3か月、6か月終値平均に対してそれぞれ104.4%、78.6%、60.0%、30.1%
下限:7,064,300(65.43%)
上限:なし
TOB期間:2022年2月10日~2022年3月28日(30営業日)
応募合意/不合意:デジタルHD(54.8%)は全株を応募合意

算定内容

買付者側算定(SMBC日興証券)

市場株価法:1,013円~1,390円
類似会社比較法:797円~1,147円
DCF法:1,284円~2,579円

対象者側算定(みずほ証券)

市場株価法:885円~1,390円
類似会社比較法:570円~1,789円
DCF法:1,263円~1,592円
割引率:n.a.、永久成長率:n.a.

バリュエーション水準

TOB価格ベースの各種マルチプルは以下の通り

修正株式価値:19,531M、EV:17,990M
EV/EBITDA(今期):30.7x、PER(今期):195.3x、PBR(直近四半期):6.1x

案件関係者

買付者FA:SMBC日興証券
買付者リーガルアドバイザイー:不明
TOB代理人:SMBC日興証券
対象者FA:みずほ証券
対象者リーガルアドバイザー:TMI法律事務所
売り主FA:野村證券

所見

バリュエーション的にはかなりハイマルチプルですね。ビッドプロセスもさぞかし盛り上がったのではないかと推測されます。

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